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トラブル防止に有効な「金銭借用証書」の書き方や注意点について解説

金銭借用証書 書き方 注意点

金銭の貸し借りは口約束で行ってしまうと、大きなトラブルに発展しやすいです。わずかな金額であったとしても、金銭借用証書を作成することで、トラブルを防止する効果があります。

今回は金銭借用証書の概要や、金銭借用証書を作成するメリット、書き方や注意点などについて解説します。金銭の貸し借りをお互いに気持ち良くできるよう、金銭借用証書についてしっかり理解しておきましょう。

1.金銭借用証書とは

金銭借用証書

金銭借用証書はお金の貸し借りがあったことを証明する書類のことです。作成できる金額に決まりはなく、わずかな金額であっても金銭借用証書を作成できます。少額の貸し借りの場合、「少しのお金だから」と金銭借用書を作成しない方も多いですが、貸し借りしたお金の額に関わらず金銭借用証書を作成した方が安心です。

ただ、金銭借用証書は借主が未成年の場合、作成しても無効になります。未成年者は制限行為能力者のため、契約を結ぶことができません。そのため、借用書を作成してお金を貸したとしても、その契約自体が無効になってしまいます。制限行為能力者は、認知症や買い物依存症の人なども該当します。制限行為能力者に金銭の貸し借りをする必要がある場合は、親権者や後見人、保証人などを立てるのが一般的です。

また、金銭借用証書を作成したとしても、返済期限から10年経過すると時効を迎えて、金銭借用証書の効力がなくなってしまいます。時効になる前に貸主が裁判所で時効の中断の申し立てを行えば、時効を迎えることなく請求ができますが、ただ借主に返済を要求するだけでは、時効になってしまうので気をつけましょう。裁判所で申し立てを行う際、金銭借用証書があれば、証拠として有効になります。

1-1. 物品の貸し借りは物品借用書が作成できる

お金ではなく物品の貸し借りを行うケースもあるでしょう。その場合は、物品借用書を作成することができます。金銭借用証書と同様に、貸し借りがあったことを証明する証書です。

金銭的価値がある物や貴重な物、貸主にとって大切な物などの貸し借りを行う際は、物品借用書を作っておくと安心です。物品借用書も、物品を返してもらえずに裁判所に申し立てを行う際も重要な証拠になります。

2.金銭借用証書を作成するメリット

金銭借用証書 作成 メリット

お金の貸し借りをするときに、金銭借用書を作成するのは、相手を信用していないようで気が引けてしまう方もいるかもしれません。しかし金銭借用証書を作成することはメリットがあるため、お金の貸し借りをする際は必ず作成することをおすすめします。

2-1. トラブルを防止できる

お金の貸し借りはトラブルに発展しやすいです。借りたときはお金を返すつもりだった借主でも、時間が経ってお金を返すことを渋ってしまうことはあります。また、お金の貸し借りを行ったのに「借りていない」と主張する借主もいるでしょう。貸主が貸したお金以上の金額を請求してくることもあります。金銭借用証書を作成しておけば、貸し借りしたお金の金額も明確ですし、返済期日なども証拠として残るので水掛論になるのを避けられます。

家族や親戚、友人など親しい間柄ほど金銭借用証書を作成するのは気が引けてしまうかも知れませんが、お金の貸し借りが原因で関係が崩れてしまっては意味がありません。万が一のためのトラブルを早い段階で収束させるために、金銭借用証書の作成は大きなメリットがあります。

2-2. 返済を促すきっかけになる

「借りたお金は返済しなければいけない」と頭のどこかでわかっていても、「返済を要求されないからそのままにしておこう」という借主は少なくありません。また、都合よく借りたことを忘れている素振りを見せる借主もいます。貸主が返済を希望していても、何度も督促するのがストレスに感じてしまい、黙っているうちに時効を迎えてしまうというケースも珍しくありません。

金銭借用証書があれば、貸主が定期的に返済の要求しなくても、借主に「お金を借りたままになっている」ということを意識させやすいです。お金を借りたという事実と、返済をしていないという事実が証拠として残っているため、借主は「お金を返さなければ」という意識が働きます。絶対的な効力はありませんが、罪悪感から返済をする借主は多いでしょう。

金銭借用証書がない場合、貸主側にも借主側にも証拠がないため、うやむやにされてしまいやすいです。

2-3. 裁判での証拠になる

借主が一向に返済しない場合は、裁判になる可能性もあります。返済期限から10年過ぎた場合は時効になりますから、時効を迎えないためにも裁判所での申し立てを行なって時効を中断させなければなりません。

この時、口約束や簡易のメモでは証拠にならず、お金を貸したのに返済を要求できなくなってしまう可能性があります。金銭借用証書を作成しておけば、証拠として効力を持ちますから、貸主が裁判で有利になるでしょう。

3.金銭借用証書の書き方

金銭借用証書 書き方

金銭借用証書には、細かい規定はありません。ただ、内容が不足していては証拠として不十分です。ただ貸した金額と貸主・借主の名前を書いているだけでは、法的に意味を成しません。以下の10項目をベースにして作成しましょう。

 

・表題 (借用書、借用証など)
・宛名 (貸主の名前)
・金額
・貸し借りを行なった事実や話し合った内容について
・利息の有無
・返済方法
・返済期限
・借主がお金を受け取った日にち
・借主 (借主の住所・氏名・捺印)
・連帯保証人 (連帯保証人の住所・氏名・捺印)

 

この項目をベースとして、詳しい内容を付け加えても構いません。書いてはいけないという内容は特にありません。貸主と借主で話し合った具体的な内容を書くことで、将来「言った・言わない」のトラブルになってしまうことを避けられます。

4.金銭借用証書を作成する上での注意点

金銭借用証書 作成 注意点

金銭借用証書を作成する場合は、これから紹介する注意点を必ず押さえておきましょう。

4-1.  返済方法や期日は詳細を書く

返済方法は一括返済なのか、分割返済なのか、分割の場合は月々いくらの返済を行うのかを詳しく書きましょう。また、手渡しでの返済なのか、銀行振り込みなのかなど、どうやってお金を返すのかも明確にしておきます。

返済期日は「1年後」「5年後」など、曖昧に書くのではなく「◯◯◯◯年◯月◯日」と具体的な日にちを記入するようにしてください。

4-2. 数字は大字で書く

普段数字を書くとき、1・2・3…のアラビア数字や漢数字を使って書くことが多いはずです。しかし借用書の場合は、数字は大字で書くようにしましょう。アラビア数字や漢数字で書いても金銭借用証書は有効ですが、改ざんされる危険性があります。大字は以下の通りです。

 

1:壱
2:弐
3:参
4:肆
5:伍
6:陸
7:漆
8:捌
9:玖
10:拾
100:陌・佰
1000:阡・仟
10000:萬

 

例えば、250万円は弐佰伍拾萬円になります。万が一のことを考えて、大字で書いておくと安心です。

5.金銭借用証書を用意して万一の時に備えよう

金銭借用証書 用意

お金の貸し借りは信頼している相手だとしても、トラブルに発展してしまう可能性があります。安心して貸し借りをするためにも、大切な関係にヒビを入れないためにも、金銭借用証書は用意しておきましょう。金銭借用証書は貸主を守る物だと思われがちですが、借主を守る効果もあるものです。貸し借りの金額が少額でも作成して、トラブルを未然に防ぎましょう。

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