携帯電話やスマートフォンの電話番号を利用したコミュニケーション手段が、SMS(Short Message Service)です。電子契約サービスには、SMSを通じて署名依頼を送信し、手軽に契約を締結する「SMS送信機能」があります。SMS送信機能を活用すれば、メールアドレスがなくても電子契約を締結可能です。この記事では、電子契約におけるSMS送信機能の役割や、SMS送信機能を利用するメリット、利用する流れをわかりやすく解説します。
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1. 電子契約におけるSMS送信機能とは?
2022年より、「SMS送信機能」を提供する電子契約サービスが増加しています。SMS送信機能とは、携帯電話やスマートフォンの電話番号にメッセージを送信し、電子契約を締結する機能です。一般消費者向けのBtoCの取引や、パート・アルバイトの雇用契約の締結など、さまざまなシーンでSMS送信機能が活躍しています。ここでは、SMS送信機能の特徴や主な利用シーンを解説します。
1-1. SMSは携帯電話番号を利用したコミュニケーション手段のこと
そもそもSMS(Short Message Service)とは、携帯電話やスマートフォンの電話番号を利用してメッセージを送るコミュニケーション手段です。Eメールと違って文字数に制限がある代わり、受信料がかかりません。
Eメール | SMS | |
必要なもの | メールアドレス | 電話番号 |
容量制限 | 2MBまで ※サービス事業者による |
670文字まで ※機種による |
受信料 | かかる ※キャリアメールの場合 |
無料 |
総務省の令和3年版情報通信白書によると、携帯電話やスマートフォンの世帯保有率は9割を超えており、96.8%の世帯がモバイル端末を利用していることがわかっています。[注1]モバイル端末の利用世帯の増加を受け、電子契約サービスでもSMSを利用した「SMS送信機能」を提供する事業者が増えています。
[注1]令和3年版情報通信白書|総務省
1-2. SMS送信機能はSMSを通じて契約を締結する手段
電子契約における「SMS送信機能」は、携帯電話やスマートフォンの電話番号にメッセージを送り、契約を締結する機能です。SMSを受信した人は、メッセージ内のURLをクリックし、専用の契約締結画面にアクセスできます。携帯電話やスマートフォンがあれば手続きが完了するため、対面での面談後、その場で契約を締結することも可能です。
1-3. SMS送信機能の主な利用シーン
SMS送信機能の主な利用シーンは以下の通りです。
- 一般消費者向けのBtoCの取引
- パート・アルバイトの雇用契約の締結
法人向けのBtoB取引と違い、BtoCの取引では相手方がメールアドレスを保有していない場合があります。SMS送信機能を利用すれば、メールアドレスがなくても問題なく契約を締結できます。同様に、SMS送信機能はスマホや携帯電話で手軽に契約を締結できるため、パート・アルバイトとの雇用契約にも使われています。
2. 電子契約でSMS送信機能を利用するメリット
電子契約サービスのSMS送信機能を利用するメリットは3つあります。
- メールアドレスがなくても電子契約を締結できる
- 埋もれやすいメールよりも開封率や到達率が高まる
- スマホや携帯電話が必要なため、より厳格に本人確認できる
SMS送信機能を利用すれば、メールアドレスがなくても電子契約を締結可能です。また、受信ボックスに埋もれやすいメールと違い、SMSは開封率が高いため、契約書の返送漏れを予防できます。
2-1. メールアドレスがなくても電子契約を締結できる
ITリテラシーの低いシニア層や、LINEなどのメッセンジャーアプリのやりとりが中心の若年層には、メールアドレスを使っていない人も少なくありません。また、顧客の連絡先を取得したものの、「電話番号は知っているが、メールアドレスを把握していない」というケースも想定されます。SMS送信機能を利用すれば、相手のメールアドレスを知らなくても、スマホや携帯電話のSMSを通じて電子契約を締結できます。
2-2. 埋もれやすいメールよりも開封率や到達率が高まる
SMSはメールよりも開封率や到達率が高いコミュニケーション手段です。メールの受信数が多いと、署名依頼のメールが新しいメールに埋もれ、契約書がなかなか返送されないケースもあります。SMS送信機能を利用すれば、メッセージをより確実に見てもらうことが可能です。
2-3. スマホや携帯電話が必要なため、より厳格に本人確認できる
SMS送信機能を利用して電子契約を締結するには、携帯電話やスマートフォンが必要です。携帯電話やスマートフォンを契約するには、本人確認書類の提出が必要なため、SMS送信機能はメールよりも本人確認性の高い契約手段です。電子契約サービスによっては、2種類以上の認証方法を組み合わせる「二要素認証」機能を利用できる場合があります。安全に電子契約を締結したい人は、SMS送信機能を提供している電子契約サービスを導入しましょう。
3. 電子契約でSMS送信機能を利用する流れ
電子契約サービスのSMS送信機能を利用するときの流れは以下の通りです。
- 送信側がSMSの宛先を登録する
- 受信側がメッセージ内のURLをクリックする
- 受信側が利用契約に同意し、契約を締結する
- 契約締結後、受信側に完了通知が送信される
送信側は事前に宛先を登録しておけば、一斉にSMSを送信することができます。受信側は電子契約サービスを導入する必要がないため、相手方への負担が少ない契約方法です。
3-1. 送信側がSMSの宛先を登録する
まず、SMSを送信したい相手の宛先を登録しましょう。CSVファイルを読み込み、宛先を一括登録する「CSV一括送信機能」を提供している電子契約サービスも存在します。
3-2. 受信側がメッセージ内のURLをクリックする
登録した宛先にSMSを送信します。SMSを受け取った相手は、メッセージ内のURLをクリックすることで、契約締結画面にアクセスできます。もちろん、受信側が電子契約サービスを導入している必要はありません。
3-3. 受信側が利用契約に同意し、契約を締結する
受信側が利用契約に同意し、契約を締結します。情報漏えいが心配な人は、本人宛てに秘密のパスワードを送信し、アクセスを制限することもできます。
3-4. 契約締結後、受信側に完了通知が送信される
契約締結が完了したら、受信側に完了通知が送信されます。メッセージ内のURLをクリックすることで、受信側は契約書の電子データをダウンロードすることが可能です。
4. SMS送信機能を利用すれば、もっとスムーズに電子契約を締結可能!
携帯電話やスマートフォンの電話番号にメッセージを送る「SMS送信機能」を提供する電子契約サービスが増えています。SMS送信機能を利用すれば、メールアドレスがなくても電子契約を締結することが可能です。また、SMSはメールアドレスよりも開封率が高いため、契約書の返送漏れを防止できます。スムーズに電子契約を締結したい人は、SMS送信機能を提供している電子契約サービスを選びましょう。
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